2023/8/29

日付は覚えていない、何せわたしは酔っていた。ただ、わたしの死場所は、八月二十八日の暁に彩られていた。 死ぬ気だったことには違いない。テトラポッドに座っていたし、『青春の瞬き』も流れていた。しかし、見上げた空がほのか明るくて、綺麗で、水面に映…

2023/8/18

休職した。六月中ほどより希死念慮が止まらなくなっていた。八月のはじめ、目が覚めたら、体が震えていた。取り急ぎ欠勤の連絡を入れ、精神科にかかった。待合室で、わたしは、久かたぶりに自分のために涙を流した。無意識に泣いてしまえば、それはもう、だ…

2018〜2022

昨年六月十三日をもって、わたしの鬱は消えたという。結局のところ、わたしは義務感(十八年九月述)を自分勝手と諦念で相殺しているだけであるので、現在も普通に病みはする。しかしせっかく一年が経過したので、過去の鬱日記を下に記す。 1804たとえばの話…

2023/3/29

折に触れ、過去の記憶を掘り起こす。楽しかったことなぞとうの昔に忘れてしまったため、脳裏に浮かぶ情景はすべからくネガティブなイメージを孕む。クラスメイトの囁き、委員のまなざし、親の敬語。昨晩もそうであった。ふと中学校の技術室を思い出した。教…

2023/1/22

秩序ある思考ができない。ひとりで話していると、ガリレオの生涯について語っていたつもりが、いつの間にか大富豪のルール説明になっている。今までの日記もそうであった。思考を思考のまま書き連ねれば、収集がつかなくなるだろう。不要な部分をカットし、…

2023/1/2

神になりたい。インターネットにて「神さま」の称号を賜ったことはあるが、わたしは実生活でも神になりたい。神になれば自由を得られるのでは、と考えている。昔の人間は天災を神の仕業としたらしい。喚く空、戦慄く大地、怒る山。絶大な力を以てして気まぐ…

2023/1/1

日記をつけることにした。誰に言う必要もなく、自らの記憶にも留まらず、然るべく消え去ってしまうような瑣末な所感が、かたちをもって存在し続けることは面白いので。恐らくすぐに飽きるが、暇なときには書きたいという気持ちはある。いや、これを書いてい…